◆2012/9/10社長ブログを更新しました

(9月4日の出来事)

  9月4日に中国上海でリテールを始めました。

  店の名は「jis」…別に名前にこだわった意味はありません。(J)は
「Japan」(i)は「Iwasaki」(s)は「織工舎・Scarf
/Socks」と…単純な頭文字あわせです。ただ中国の人が発音しやすい
ように「ジェイス」と読みます。

  長い不況とデフレで、将来も生産年齢人口が減り、GDPも上がらない縮
小日本で、今後どのように会社を維持発展させてゆくか?があらゆる経営者
の課題と思います。

  私どもも、今まで約25年以上、韓国生産から始まり香港、中国で商品を
生産…その間に国内生産はどんどん縮小…海外生産を強烈に推進してきまし
た。当社はメーカーとは言え、自社生産設備はわずか2台のサンプル織機だ
けになり、現在の生産はそのほとんどが外注加工です。
  海外生産は時間的、精神的苦労は多大なものであっても、移行するその理
由のほとんどが安い人件費、生産コストで商品開発、生産ができることに他
なりません。そして、それらの商品がこの20年以上続くデフレ下の日本の
お取引先に受け入れられたからです。でも、決して今も将来も安泰ではあり
ません。立ち止まった瞬間から衰退が始まるのがビジネスの世界です。

  ご承知のように、昨今そのメイン生産拠点の中国の人件費は年率10%以
上高騰し、私どもの商品は昨年4月から「特恵関税」が中国品は全廃され、
コスト高に輪をかけました。ちょっとここ最近は円高と人民元の均衡化によ
って輸入コストは相殺されている面はありますが、基本的にコストが今後安
くなることは考えられません。そして当社内に於いても中国人社員(この縮
小日本へ売るために働いている)の給与高騰に伴う、日本人社員との昇給率
差のジレンマ…等
  そういう環境から生産基地から消費基地に変わりつつある中国マーケット
に乗り込まざるを得ないと言うのが、消去法から選んだ中国国内での内販と
リテール事業です。約1年半前からいろいろ調査を始めました。
  でも、私の希望である「近隣の所得水準が中級以上のロケーションで、フ
ァッションエリアで、リーズナブルな物件」は、やはり上海ではなかなか見
つかりません。「いいな」と思って、比較検討している間に3日後には他所
に決まってしまった、と言うのが何度かあり、発展途上にある中国では日本
的思考はダメ、=スピードが大事…と思い知らされました。
  やっと見つかったのが今年の4月。20㎡という狭さに店舗を構えること
に少しの抵抗はありましたが、即刻決めて、その日に手付を打ちました。
ほぼ上海の中心「北京西路 陕西北路」有名な南京西路の「恒隆広場」から北
へ数百メートルの場所です。
  そこから設計も含めスタートになった次第です。そして中国社員には改め
て店のロゴとコンセプト、そして私の考えを述べました。現地の内装会社と
はセンス合わず、設計事務所を経営する日本の友人に相談、そして当方から
店舗デザイン案やアイデアを出しました。そしてすべての照明具はLEDに
こだわりたいことなど。でも、私のこだわりが難しいのかもしれませんが、
決定的なのは建築資材の選択肢が大変少ないこと。その中で妥協に次ぐ妥協。
  最初は前の店を少し改造しようと企てたのですが、よく調査するとあまり
にも雑な造りだったので、結局は全面的な改造になりました。
  次にぶつかったのは施工会社との、日本と中国とのカルチャーギャップと
の戦いでした。玄関のタイルは全面取替、私が選んだ小さいVIVIDカラ
ーのタイルを希望したが、それが業者とひと悶着。彼らは「小さいタイルは
剥がれやすい、大きいタイルに替えるべき」と話す。では「なぜ小さいタイ
ルを売っているのか?」「小さいタイルが剥がれにくいようにする為の方法
はあるのか?」と問うと、「丁寧に貼って、固定しなければならない」との
返事。「じゃあ、出来るのではないか。要は丁寧な仕事が邪魔くさいのか?」
要は時間がかかってやりにくい仕事は「お金や時間はかかるが、出来るよう
に考える」ではなく、「出来ない」になり、「どうしたら出来るようになる
か」を考えない…。まさに中国論法。話せば5時間はかかるようなケンケン
ガクガクがありました。

  当社の中国人社員は設備にお金をかける私に「社長!!社長は贅沢ですよ。
こんな良い店を作らなくてもいいですよ。中国では店にお金をかけません。」
これには驚きました。
  「あほ、良い店には良い客が来るんや!店の雰囲気を見てお客さんは品質
も値段も見極める。これが付加価値や!!。中国、特に上海はどんどんお金
をもつ人が増えてきている。特に女の子のファッションは日本と変わらん。
商品はもとより雰囲気の悪い店、雰囲気の悪い店員には上客は来んわ。」
  彼たちには日本の「おもてなしサービス」を徹底的に叩き込んでいます。
まず彼らには失礼ですが、基本中国には「気遣いの文化」が私はあるとは思
えません。
  彼は日本に4月に出張で来ましたが、「社長、日本の店は皆親切です。買
った品を袋にいれて玄関まで見送ってくれるのですよ。デパートで商品の売
り場を聞いたら、わざわざ連れて行ってくれました。親切です。新幹線の車
掌も一人一人切符をチェックする時、ありがとうございます。と言いますね。
びっくりしました。」
  その時は、奥さんもプライベートで同行したので、週末に有馬温泉にも行
きました。彼らにとって目が出るような宿泊代だったはずですが、「社長!!
有馬温泉の女の人は部屋に夕食を運んでくれるし、浴衣へ着替えるのも手伝
ってくれるのですよ。夢のような気分でした。」
  「当たり前や!!それだけお金を払ってもらっているから、それに値する
サービスをする。それが客商売や!!払った分の満足をしてもらって、また
お客さんとしてきてもらう。よう覚えとけ!」

  そして、新たに日本語を学校で学んだ若い女性を雇用しました。彼女は来
日経験がないので、日本文化を少しでも理解してもらうためにどのように教
育しようかと考えた挙句、「always三丁目の夕日-1964-」「阪
急電車」「トイレの神様」の中国語字幕の入ったDVDを上海市内で買って
渡し、感想文を書いてもらいました。その感想文が下記…

观后感
社长推荐的三部电影很有代表性,总的基调都是积极向上,励志的题材,讲得都
是日本一般百姓的生活,贴近生活让人感觉很亲切。

《永远的三丁目的夕阳之1964》代表日本1964年的生活,以举办奥运会
为背景,百姓的生活不算富裕,但大家都很努力,邻居之间的关系也很融洽,社
长说像现在的中国大家都
很努力挣钱,我觉得更像中国的90年代,那时黑白电视刚走进我们的生活,感
觉那一幕幕场景好像我小时候。1964年是日本经济的发展期,那时经济结构
不完善,但存在着很多机会,就像中国改革开放时期,每个人都可能从一平如洗
变成百万富翁,现在日本经济已经很成熟,中国经济发展迅速,却迎来了金融危
机,年轻一代人要么继承家族事业,要么靠关系谋得一官半职,像以前白手起家
人实在不多。我觉得努力未必能够成功,但不努力一定不能成功,也不能实现自
我的价值!

《阪急电车片道15分钟的奇迹》这是部很温馨的电影,编剧的思路很清晰很有
调理,以电车为为故事主要发生地,把几个毫无关系的人紧密联系在一起,衔接
地非常自然,横向看是住在电车不同站点的人们他们家离电车站距离不同,纵向
是从他们不同的年龄层来描写,他们的共同点就是都有自己烦心的事,只是事的
具体内容不同,即使是陌生人,却愿意坐在你的身边静静地听你述说自己的遭遇
开导安慰你,我觉得这部电影讲得是人与人之间的关怀,人性的温暖,唤起我们对
身边人的关爱。然而身边很亲近的人却有形同陌路的感觉,很多话我们愿意和与
我们生活没有交集的人述说,却不愿意与身边人沟通,我们靠得很近,心却离得
很远。有点期待哪天我也在地铁上偶遇。。。。。。。。

没看《厕所之神》我很难想象一个小女孩从小的梦想就是当各一个美丽温柔的妻
子,小时候老师也有问我们理想,但在中国很少有人提到以这个为目标的,可能
就是中日文化的差异,日本的女性给我感觉更加富有女人味,更加细腻,是东方
女人的代表,电影中的外婆就是典型。这又是一部很励志的电影,主人公从小有
自己的目标理想,一直坚持努力,从不放弃,勤于工作,也会帮家里分担家务,
性格温柔坚韧,精于打扮,塑造自己是我学习的榜样。出身在孩子多的家庭,可
能父母会由忽略某个孩子的时候,即使有偏袒,但不能不承认父母还是爱着我们
的,人与人之间需要互相体谅,即使大多时候都是父母让着孩子,但孩子也要体
谅父母,他们不是圣人,做不到绝对的公平。
社会在进步,社会在发展,很多国家在创新在改变却把一些优良的传统遗失了,
日本却把握得很好,变中留有不变,而且把不变的东西很好的继承下去,留有自
己的特色,又不断地创新。我觉得中国也应该保护好历史留给我们的好东西,在
我们的生活渗透。。。。。。。。。

  …というような色々な話があって,今回まさに屋台に毛がはえたような店で
すが、予定より1カ月遅れの9月4日にオープンしました。
  そしてナンヤカンヤもめた工事ですが、そこがまた中国的。修理も嫌がらず
すぐ来てくれます。開店当日は大雨でしたが、多くの方からお祝いのメッセー
ジや開店にお花をいただき、沢山の方々にご来店いただきました。
  そして開店前日に、上海織工舎と上海嘉音検整のみんなを呼んで「オープニ
ングパーティー」兼「秋冬商戦ガンバロー」宴会。まさに中国的「カンペ~イ‼‼」
宴会を楽しんできました。

  実は、ショップを作ると決めたあともちょっと悩みました。私は日本でも本
格的なリテール経営の経験もありませんし、私の知る限り、今回の進出は「極
小且つ小資本」ですが、中国では始めての「日系スカーフソックスの専門店」
のはずです。経営がうまくゆくかどうかは、私も全く未知数です。
  「出る杭は打たれる」という諺があります。かつて私も何度も「出て」「う
たれて」「干された」こともあります。また「この調子乗り!!」と、またい
ろいろな人から「打たれるかも」という心配もあります。
  でも、「出ないと生きて行けない時代」が来ていると思います。

  日本と違い諸外国では「出る杭でなければ負ける」という諺があるかどうか
知りませんが、中国のみならず彼ら外国人マインドはその通りです。出ないと
負けます。日本的な「控えめの美徳」はない国がほとんどです。
  その諸外国のメーカーと、これからは日本国内でも競争を余儀なくされます。
私共のマーケットでも、どんどん海外メーカーから浸食されています。今年の
東京のIFFや大阪のINDIA FAIRでは、海外からの出展企業が昨年
の3倍あったそうです。これは経済が落ち込んだEUマーケットから日本マー
ケットへのシフトです。これからもっと競争は激化します。
 だから彼らと同じように私たちも「出てゆかないと」「将来の反省と新たな
挑戦」もできないですよね。もちろん、私はこのリテール事業がすぐにうまく
行くとは思っていませんが、新しいことに挑戦する…そして『夢を共有する、
強い、楽しい会社』になれればよいのですが。

11.JPG

SHOP (4).JPG 

 

 

 

 

 

 

※ 画像をクリックしていただきますと、拡大画像をご覧いただけます。           
 

大阪Divistion (本社)

マフラー岩崎:大阪ディヴィジョン
◆本社:大阪ディヴィジョン
(HEAD OFFICE)
〒541-0056
大阪市中央区久太郎町4‐2‐1
(4-2-1, KYUTARO-MACHI, CHUO-KU, OSAKA, JAPAN )
(TEL)(06) 6281-1055
(FAX)(06) 6281-0145

本社:大阪ディヴィジョン
(HEAD OFFICE)マップ

東京Divistion

東京ディヴィジョン
◆東京ディヴィジョン
〒111-0036
東京都台東区松が谷4丁目26-11
(4-26-11 MATSUGAYA TAITO-KU TOKYO, JAPAN )
(TEL)(03) 6802-7048
(FAX)(03) 6802-7049

東京ディヴィジョン
マップ

岐阜検品Division

マフラー岩崎:織工舎
◆岐阜検品Division
◆織工舎shokkohsha

〒501-6335
岐阜県羽島市堀津町須賀南1-68
(1-68,SUKAMINAMI,HOTTU-CHO,
HASHIMASHI,GIFU)
(TEL) (058) 398-1760
(FAX) (058) 398-3368

岐阜検品Division
織工舎shokkohsha
マップ

上海吉斯黛服飾有限公司
Shanghai Jistyle Company Ltd

マフラー岩崎:織工舎
◆上海貿易 / 検品
上海吉斯黛服飾有限公司
Shanghai Jistyle Company Ltd

上海市浦東新区六灶鎮鹿園工業区鹿顺路33号1号楼二楼 201322
(2F NO.33-3 LUSHUN RD.
LUYUAN INDUSTRIAL PARK LIUZAO TOWN
PUDONG NEWAREA SHANGHAI,
CHINA 201322)


上海貿易 / 検品
map